進撃の巨人ミカサの選択とは?違う結末はあったの?

諫山創氏による「進撃の巨人」は、2009年から2021年に、少年マガジンで連載されたダークファンタジー作品です。

その後、アニメ化などメディアミックスも沢山されているので、知っている方も多いと思います。

既に完結してしまいましたが、私も「進撃の巨人」作品の大ファンの一人です!

様々な伏線があり、もしかしたらまだ気づいていない伏線もあるのではないか?と思わせる本作品ですが、あの「ミカサの選択」はアレでよかったのだろうか?と頭によぎる人も少なくないはず!!

今回は、ミカサの選択について、色々と考察・妄想していきたいと思います!

「進撃の巨人」ミカサの選択とは何のこと?

ミカサの選択」とは、一体何を指すのでしょうか。

私が思うには、大きく二つあるように思います。(もちろん繋がりがあるのですが)

一つ目は、、、そう、そうです!

それは、本作品の主人公であるエレンを殺すこと。

ミカサはめちゃくちゃ

エレンが大好きなのに!!

最後に、ミカサは愛するエレンの首をはね、地ならしを止めて人類を救いました。

最後までミカサは、出来ればエレンを殺さずに地ならしを止めたいと思っていましたが、暴走が止まらないエレンに対して、その選択しかなかったんですよね。。( ノД`)シクシク…

これは最終的な「ミカサの選択」ですが、その前の時点でも、ミカサが下した「選択」があります。

ミカサやアルミンら仲間の元を去ったエレンは、始祖の巨人の力で巨人達を操作し、地ならしを発動させ、パラディ島以外の人類を滅ぼそうと行動し始めます。

これを受けて、アニメ版「進撃の巨人 The Final Season」の第87話「人類の夜明け」(マンガ版の第123話「島の悪魔」)にて、ミカサは以下のように考えをめぐらすシーンがあります。

ミカサ「果たして、他に選ぶべき選択肢があっただろうか。全ては最初から決まっていたかもしれない。それでも考えてしまう。あの時もし私が、別の答えを選んでいたら。結果は違っていたんじゃないかって。」

別の答え」とは、エレンがミカサに「オレは・・・お前の何だ?」との問いかけに対して、ミカサが「あなたは・・・家族」と答えたこと。

つまり、ミカサは「家族だ」と答えていなければ、エレンが地ならしを起こさずに済んだのではないかと考えていることになります。

もしミカサがエレンに愛を伝えていたら、、、、?

考えずにはいられませんね!!

「進撃の巨人」ミカサの選択によってユミルはどうして救われたの?

巨人は、座標で始祖ユミルによって作られてきたものです。

始祖ユミルは故郷を焼かれ、親を殺され、舌を抜かれた相手である初代フリッツ王の命令を、何千年もの間従い続け、自分が死んだ後もなお従順であり続けたのです。

想像を絶するよね、、、( ノД`)シクシク…

普通の感覚なら憎むべき相手であるはずのフリッツ王の命令に従うのは、ナント!愛していたから。

しかしその愛は叶うことはなく、始祖ユミルは二千年間ずっと、愛の苦しみから解放してくれる人を求め続け、ついに現れたのがミカサだったのです。

エレンの口から「それがミカサだ」と説明があるまでは、正直私は「それはエレンだ、エレンだな」という気持ちで読んでいたので(笑)、ミカサの名前が出た時はアルミンと同じようなリアクションになりましたw

「え?だって、座標で、エレンが二千年前からずっと誰かを待っていたんだろ、って語りかけたらユミルは泣いてたじゃん!」と思った読者は私だけではないはず!

エレンが救世主だみたいな感じで

語りかけているように見えたからw

この描写があったため、始祖ユミルが求めていた人はエレンだと思い込んでいました。。

しかし、エレンの言葉「二千年間ずっと愛の苦しみから解放してくれる誰かを求め続け、ついに現れた、それがミカサだ。オレもまだミカサが何をするのかは分からない、オレが確実にわかっていたことはミカサの選択がもたらす結果全て・・・その結果に行き着くためだけにオレは・・・進み続けた」とあることからも、やはり始祖ユミルが待ち続けたのはミカサであることが確定します。

エレンが暴走しているかと思っていたけど、

エレンはミカサの選択に向かって進み続けたんだね。。

それこそが進撃の巨人だね。

たしかに、始祖ユミル自身と同じように、特定の人間に対する愛と従属に縛られるという点で、始祖ユミルとミカサには共通点があります。

始祖ユミルは自分では出来なかったけど、愛する人を自らの手で殺す(=従属を断ち切る)という選択をミカサに望んだし、それが出来る人だと信じたのではないでしょうか。

フリッツ王を庇うのではなく、3人の子ども達と抱き合っている描写とも矛盾しません。

そして、愛する人を殺すことが可能であると証明されることで、始祖ユミル自身も解放され、フリッツ王への愛の形である巨人を作る必要がなくなったと考えられます。

ミカサの選択(エレンを殺すこと)によって始祖ユミルが解放され、結果的に世界から巨人がいなくなることを、始祖ユミルは望んでいたのでしょうね。

ミカサがエレンの首を切った後、キスする二人の背後には始祖ユミルが描写されています。

その顔は穏やかで、微笑んでいるようにも見えますよね。

「進撃の巨人」ミカサが別の選択をしていたら?妄想①

始祖ユミルは、ミカサがエレンを殺すことを望んでいました。

その結果に行きつく為に、人類の8割を踏みつぶすという大量虐殺に繋がっていたわけです。

しかし、この大量虐殺をしたとしても、ミカサがエレンを殺さないことも可能性としてはあったわけですよね。

妄想① もしミカサがエレンを殺さなかったら、どうなったのでしょうか?

巨人の力は世界から無くならなかったのでしょうか。

少なくとも、人類のほとんどは

踏みつぶされたんでしょうね。。

しかし前述のように、始祖ユミルはミカサがエレンを殺すことを望んでいたとすると、エレンが「何度も何度も試みては失望した。」とあるように、エレン自身が死なずにパラディ島で暮らす未来とか、自分が地ならしを起こさない未来とか色々な未来を試したとして、結局は「未来の記憶は寸分違わぬまま起こることは変わらなかった。」のだろうと思います。

エレンが見る未来が変わらない以上、結局ミカサの選択が何だろうが未来は変わらないということでしょう。

ミカサの選択は、最も自然な選択だったのではないでしょうか。

「進撃の巨人」ミカサが別の選択をしていたら?妄想②

ミカサの別の選択について、もう一つ。

エレンが「オレは・・・お前の何だ?」との問いかけに対して、ミカサが「あなたは・・・家族」と答えたシーン!

この時、ミカサは頬を赤らめていたので、ついに「愛する人」と答えるのかと思いました。

妄想② もしあの時、ミカサが「あなたは・・・愛する人」と答えていたら、何か結果は変わったのでしょうか?

山小屋で、エレンとミカサが駆け落ち的なことをして、隠居しているような描写がありました。

これはパラレルワールド?

エレンが試してみた未来の一つ?

もしミカサがあの時に「愛する人」と答えていたら、もしかしたらこれが実現していたのかもしれないですよね。

エレンはミカサのことを「一生オレだけを思っててほしい!!10年は引きずっていて欲しい」と想っていることを、アルミンに打ち明けていますので、

この時のエレン、よかった(笑)

アルミンの反応も最高です!

ミカサに「あなたは家族」と答えられた時は、実はショックを受けたのかもしれない。

エレンの表情の描写がない

からわからないですがw

それはさておき、ミカサと2人で駆け落ちして暮らした場合、エレンは地ならしを強行しないはずだから、ミカサもエレンを殺さない世界線ということになります。

しかし、ミカサがエレンへの愛を選んだなら、始祖ユミルは満足したのでしょうか?

少なくとも、パラディ島VS世界

みたいな戦争は勃発して

しまいますよね。。

ミカサが度々頭痛に悩まされていた原因は、始祖ユミルがミカサを通してエレンとミカサを見ていたからだとすると、ミカサが小さい頃から様子を見ていただけに「今更、ミカサに興味なくなりました」は可能性薄そうな気がします。

そして「始祖の巨人の力では過去も未来も無い、同時に存在する。」ということなので、、、

それならば二千年も昔から、運命の因果は決まっていたと言えるでしょう。

実際にエレンは「お前達に止められる結末がわかっていなくても、オレはこの世の全てを平にしてたと思う(省略)何でかわかんねぇけど・・・やりたかったんだ・・・どうしても・・・」と言っていたので、エレンの意思には関わらず、どちらにせよ地ならしは強行されていた可能性はあります。

エレンは「何度も何度も試みては失望した。未来の記憶は寸分違わぬまま起こることは変わらなかった。」と発言をしていることからも、エレンが地ならしを起こすことは決定していて、その結果、やはりミカサに殺されることも決まっていたと考えられますね。

ミカサと恋人として過ごすにしろ、友人として過ごすにしろ、結局は始祖の巨人の力によって、同じ運命を辿ることになると示唆されている気がします。

「進撃の巨人」ミカサの選択まとめ

いかがでしたでしょうか。

何とも奥の深い、壮大なラブストーリーですよね。

ミカサもエレンもアルミンも、他にも沢山、皆のキャラが大好き過ぎて、どうにか幸せになってほしいと思って妄想してしまいます(笑)

ハッピーエンドと言えるのか言えないのか。こういうラブストーリーで他にないと思うんですよね。

本当に素晴らしい作品です!

 

 

 

 

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