「鬼滅の刃」青い彼岸花って何?

週刊少年ジャンプで連載され、爆発的大ヒットした作品「鬼滅の刃」。

連載そのものはもう終了しているのですが、アニメ放送や映画公開もあり、まだまだ人気が衰える様子はありません。

そんな「鬼滅の刃」ですが、作中でも何度か出て来た「青い彼岸花」について解説していこうと思います。

果たして、青い彼岸花とはどんな存在なのでしょうか!?

「鬼滅の刃」青い彼岸花とは?

まずは青い彼岸花について解説していきます。

青い彼岸花とは、平安時代に鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)を診察する善良な医者が施した薬の原料となっていた花であり、日中にしか開花しません。

無惨は生まれた時から病弱であり、20歳になったら命を落としてしまうと言う呪いとも言える病気を患っていました。

医者が色々手を施しても病は良くならず、無惨も次第に苛立ち始めます。

そして困窮極まったのか、医者は一か八かで青い彼岸花を原料とする薬を投与。

しかしながら、それでも治る様子が無かったので、無惨は遂に堪忍袋の緒が切れ、医者の命を奪ってしまったのです。

やがて無惨は超人的な能力を得て、引き換えに太陽の下を歩くことが出来なくなります

そのことを踏まえると、青い彼岸花には人間を異形化させる代わりに、身体を強化させるという性質があったのでしょう。

ただ真実は、その薬を作った医者だけが知っていて、作中では詳細が描かれていないことから具体的な性質は不明です。

そして青い彼岸花は日中にしか開花しません。

日中と言っても、毎日咲くわけではなく、1年間に2日か3日程度しか花は開かず、しかも咲く時期が来ても開花しない場合があるという、なんともレアな花なのです。

「鬼滅の刃」青い彼岸花を無惨はなぜ探していたのか?

上述の通り、無惨は青い彼岸花が原料の薬を投与されたことで鬼へと変貌、でも身体は強くなったので、病からは解放されましたよね?

それなのに何故、無惨は再び青い彼岸花を探し求めたのか?考察していきます。

身体を強化された代償として、太陽の下を歩けなくなってしまったので、無惨にとっては不快の絶頂でした。

夜しか外出は許されないので、不快なのも無理はないことだと思います。

そのため、医者の資料を調べていった結果、自分が投与された薬の原料が青い彼岸花であることを突き止めます。

無惨は、太陽の光を浴びても消滅しない完璧な「強い存在」になりたかったので、青い彼岸花を捜索することにしたのですね。

青い彼岸花の性質は、身体を強化させることと太陽光に弱くなること(日に当たると死ぬ)なので、青い彼岸花を見つけても、更に研究を重ねないと、太陽光に強い新薬は出来なそうですが、、、

無惨は、実は努力家ですよね。

黒死牟(こくしぼう)等の手下となる鬼達を大量に生み出し、捜索に当たらせます。

更に、無惨自身もお金持ちの人間や芸者に成りすます等で、情報を集めようと画策。

しかし青い彼岸花は日中にしか開花することのないレア物である為、太陽光に弱い無惨たち鬼軍団にとっては、どうしても見つけられなかったのです。

現代ならば、パソコンやスマホ、SNS、ツイッター等を駆使して、「青い彼岸花」情報が得られそうなものですが、、「鬼滅の刃」は大正時代が舞台となっているので、なかなか情報が得られなかったのですね。

「鬼滅の刃」青い彼岸花はどこにあるの?

実は、炭治郎は幼い頃、母親と共に青い彼岸花を一度だけ見たことがあります。

炭治郎の母親の竈門葵枝(かまどきえ)は、青い彼岸花が咲いている場所を知っていて、炭治郎に見せたら偶然にも咲いていたのです。

一年に2~3回だけ、しかも昼間しか咲かないレアな「青い彼岸花」が咲いていたとは運命的ですよね。

では、その場所はどこだったのでしょうか。

もともと、青い彼岸花は、継国縁壱(つぎくによりいち)の妻であるうたの墓に咲いていました。

縁壱の不在時にうたは鬼に殺害されるのですが、時が経ち、うたの墓から青い彼岸花が咲くようになったのです。

その墓の場所については、竈門家に代々伝えられてきたからこそ、炭治郎の母親である葵枝も、青い彼岸花が咲く場所を知っていたのだと考えられますね。

このことから、青い彼岸花は竈門家の近所に生息していたことが推察されます。

無惨は竈門家を襲っているので、まさかその近所に青い彼岸花が生息していたかもしれないことを思うと、かなりニアミスでしたね。

「鬼滅の刃」青い彼岸花と、竃門家との関係は?

青い彼岸花と竈門(かまど)家の関係には、まず、炭治郎の祖先である竈門炭吉(かまどたんきち)と継国縁壱(つぎくによりいち)の関係が大きく関わってきます。

炭吉は、縁壱から日の呼吸の型耳飾りを受け継ぎ、後世に残した人です。

竈門炭吉と継国縁壱の出会いは、もともと縁壱と妻であるうたが住んでいた家を廃屋だと思い、炭吉と妻のすやこが住み着いたことがきっかけです。

臨月を迎えたすやこが鬼の襲撃を受け、助けたのが元鬼殺隊だった縁壱です。

命の恩人である縁壱が竈門家を去る際に、炭吉は日の呼吸の型を後世に残すことを約束し、耳飾りと共に受け継ぐのです。(家もですね。)

日の呼吸の型を知る者は、無惨らに粛掃されたため、神楽として子孫に受け継いだ竈門炭吉だけが、後世まで日の呼吸の型を残せました。

日の呼吸の型は、神様に奉納する舞い「ヒノカミ神楽」(12の型)として、竈門家が代々受け継ぎ、炭治郎の時代まで続いていきます。

こうした強い絆のある炭吉と縁壱の関係から、日の呼吸の型や耳飾りだけではなく、縁壱の妻であるうたの墓も伝えられたと思われます。

まとめ

以上が「鬼滅の刃」の青い彼岸花についてでした。

後日談ですが、現代になって伊之助の子孫が青い彼岸花を発見しましたが、管理ミスによって枯らしてしまいました。

このことによって青い彼岸花は永遠に消え、裏を返せば、無惨のような者が生まれることは無くなったとも言えますので、良かったと言えるのでしょうね。

最後までご覧いただき、有難うございました。

 

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