諫山創氏による「進撃の巨人」は、言わずもがな、圧倒的な力を持つ巨人と人類との戦い、もとい、人間同士の戦いを描いたダークファンタジー作品です。
少年マガジンで2009年から連載スタートし、2021年に完結しておりますが、この壮大なストーリーは未だ人気を誇る名作です。
今回は、そんな「進撃の巨人」の死亡キャラを纏めました。
「進撃の巨人」死亡キャラ①104期生
主人公:エレンやミカサ、アルミンらが所属する第104期訓練兵団の中では、一体誰が死亡したのか?
特に104期生は複雑ですからね~。

実は、隠れ巨人もアッカーマンも
真の王家の末裔もいるw
個性揃いの104期!
【104期生 死亡一覧】
マルコ・ボット:立体起動装置を外され巨人に捕食されて死亡
ユミル:ポルコに捕食されて死亡
ベルトルト・フーバー:アルミンに捕食されて死亡
サシャ・ブラウス:ガビによる射殺されて死亡
エレン・イエーガー:ミカサにより首を刎ねられる
訓練兵時代は104期生にフォーカスされることが多かったため、104期生たちの死は、感情移入していた読者にとっては特に辛い出来事でしたね。。

エレンをはじめ、みんなに生きていて
欲しかったです。。( ノД`)シクシク…
しかし同時に、この出来事があったからこそ、ジャンはマルコの死を無駄にしないため、調査兵団に入団! 人類のために貢献することを決意しましたよね。
アルミンは超大型巨人を継承! それによって、ベルトルトの記憶に迷う場面もありましたが、乗り越えて、エレンに立ちはだかりました。
104期生の死は、生き残った者たちに大きな成長のきっかけを与え、作品をより深く、そして今後の将来に強い目的意識を与えたとも捉えることができます。

誰の死も無駄じゃない!
特に印象深いサシャの死。。。かなりショックを受けたのは私だけではないはず。。
ガビにとって大切な人を射殺したことで、ガビに復讐され、あっけない最期。
なぜサシャが殺されることになったのか!と諌山先生に質問攻めにしたい衝動にかられました。。
しかし、エルディア人を軽蔑していたニコロが、エルディア人であるサシャを射殺したガビに殺意をむき出しにする場面!!
人種など関係ないのだと、人間らしさとは何かと考えさせられました。
同時に、復讐は復讐を呼ぶだけだと教えらえましたね。。
「進撃の巨人」死亡キャラ②調査兵団
次に、104期生を抜かした調査兵団の死亡キャラです。
104期生以外のメンツも濃ゆくて、愛すべきキャラが沢山亡くなりました。。
【調査兵団 死亡一覧】104期生以外
オルオ・ボザド:女型の巨人により死亡
エルド・ジン:女型の巨人により死亡
グンタ・シュルツ:女型の巨人により死亡
ペトラ・ラル:女型の巨人により死亡
ミケ・ザカリアス:巨人に捕食されて死亡
エルヴィン・スミス:ジークの石つぶてに当たって死亡
モブリット・バーナー:巨人化の爆発からハンジを庇って死亡
ハンジ・ゾエ:地ならしの時間稼ぎで巨人に踏みつぶされて死亡
104期生の死と同じく、調査兵団の死もまた、ストーリーの展開に大きな影響を与えました。
リヴァイ班として生活を共にしたエレンは、特に死亡した4人(オルオ、エルド、グンタ、ペトラ)のことを頻繁に回顧しましたよね。。
個性豊かで心優しいリヴァイ班は、読者も大好きだったので、一人また一人と、女型の巨人に殺されるのを見て、本当に絶望しました。。
そして、エルヴィンの死・・・!
調査兵団団長がハンジに代替わりと、アルミンが戦略立案の中心になる等、皆が成長する機会になりましたが、、、、頼もしすぎる団長の死は衝撃的でした。。

諌山先生、、、容赦なさすぎ。。
特に、ハンジの死は許せんレベル!!
調査兵団の死は、人類が巨人に対していかに無力であり、生存がいかに困難なものであるかを思い知らされましたよね。。。まさに絶望!
同時に彼らの行動は、絶望的な状況下でも希望を捨てずに戦い続ける人間の強さそのもの!!
特に、ハンジの死はショッキングかつ、人としての強さに感動すらしました。
最期にリヴァイが「心臓をささげよ」と声をかけた場面は震えましたよね。
ミケ・ザカリアスの死も凄かったです。
獣の巨人に立体起動装置を取り上げられ、巨人が周りを囲む絶望的な状況下でも「戦い続ける限りはまだ、負けてない」と再び立ち上がりました。
獣の巨人のGOサイン一言で動き出した無垢の巨人らによって、生きたまま捕食されるという残酷なシーンですが、ミケの生き様をしかと見届けさせて頂きました!
巨人という圧倒的な力を前に、調査兵団は劣勢を強いられ多くの犠牲を出しますが、彼らの死を通して、少しずつ巨人の秘密や世界の真実に迫っていく大事な経過でした。

この頃は、巨人のことも世界のことも、
本当にほとんど何もわからなくて、
ドキドキして読んでました!
「進撃の巨人」死亡キャラ③駐屯憲兵団
次は、駐屯憲兵団の死亡キャラについてです。
調査兵団ほど馴染みはないかもと思ったものの、意外とそうでもない!
大切な人、沢山失っていました。。
【駐屯憲兵団 死亡一覧】
ハンネス:ダイナ巨人に捕食されて死亡
ケニー・アッカーマン:ロッドレイス巨人化の崩落に巻き込まれて死亡
ダリス・ザックレー:イエーガー派による爆破で死亡
ドット・ピクシス:巨人化後アルミンにより討伐されて死亡
ナイル・ドーク:巨人化後のガビに銃撃されて死亡
キース・シャーディス:爆弾を起爆させ死亡
駐屯兵団は主に壁内の安全を守るので、彼らの死は、巨人の脅威が壁内にも及んできたことを示す象徴的な出来事と言えるでしょう。
しかし、ハンネスは例外。
ハンネスは駐屯兵団ですが、エレンがベルトルトやライナーに連れ去られた際は、調査兵団とともにエレンの救出に向かいました。
ダイナ巨人に捕食されますが、王家の血筋であるダイナ巨人とエレンが接触するきっかけにもなったため、ハンネスの死はその後のストーリー展開に必要不可欠でした!

エレンとミカサ、アルミンにとっては、
幼い時から可愛がってもらっていた
オッサンなので、悲しかった。。
内地で任務にあたる憲兵団メンバーの死によって、政治的な陰謀や人間関係の複雑さが浮き彫りに!
「進撃の巨人」作品の興味深さの一つは、この人間同士の戦いでもあると思うのです。
人類のために貢献したいという純粋な気持ちを持っている者も勿論いますが、秘密や隠ぺい、拷問や策略。。。

こんな小さな島国なんだから一丸となってくれー
彼らは王政を守るために戦いますが、その王政自体が人類を危機に陥れているという皮肉な状況。
駐屯兵団と憲兵団の死は、調査兵団の死とはまた違った側面からストーリーを深めています。
個人的にはリヴァイ推しなので、リヴァイとケニーの関わりが面白かった!
ケニーが死んだときの何とも言えない寂しさ。
リヴァイの複雑な想いがメチャクチャ伝わってきましたよね!!
「進撃の巨人」死亡キャラ④壁外人類
パラディ島以外の人類の死亡キャラは、どうでしょうか?
地ならしがあったので本来もっと亡くなっているのですが、抜粋していきます!
【壁外人類 死亡一覧】
エレン・クルーガー:グリシャにより捕食、進撃の巨人捕食
マルセル・ガリアード:ユミルに捕食されて死亡
グリシャ・イエーガー:エレンに捕食されて死亡
ダイナ・フリッツ:エレンの座標発動で巨人に捕食されて死亡
ウド:エレンの奇襲で人々に踏み潰されて死亡
ゾフィア:エレンの奇襲により岩に潰されて死亡
ヴィリー・タイバー:エレンの奇襲により死亡
ラーラ・タイバー:エレンに捕食により死亡
コルト・グライス:ファルコ巨人化の爆撃により死亡
ポルコ・ガリアード:ファルコに捕食され死亡
テオ・マガト:キースと共に爆弾起爆で死亡
ジーク・イエーガー:リヴァイに首を刎ねられる
壁外人類の中で、重要な死亡案件と言えばダイナと継承者の死でしょうね。
王家の血筋をもつダイナと、進撃の巨人の継承者であるエレン・クルーガー。
九つの巨人を継承するべく訓練に打ち込む戦士候補生、エルディア人でありながらマーレで権力を持つタイバー家などが複雑に絡み合っていきます。
始祖の巨人は全てのエルディア人、そして巨人を操作することができる最強の巨人であり、ストーリーのカギを握る存在。
フリーダからグリシャへ、グリシャからエレンへ始祖の巨人が継承され、王家の血筋をもつダイナ巨人との接触により、始祖の巨人の存在にたどり着きました。

これはその後、地鳴らしの効果を
高めることになったよね。
始祖の巨人の他にも、壁外人類は巨人の力を継承してきた歴史があります。
その継承方法が残酷。。。!
無垢の巨人が九つの巨人を有する者を捕食することで継承するため、巨人の力を継承した者は、必然的に次世代に継承する際に死ぬ(食われる)ということなのです。
エレン・クルーガー、グリシャ、ポルコは、自身の巨人を次世代に継承する為、喰われて死亡。
しかし、エレン・クルーガーがグリシャに巨人を継承していなければ、エレンは始祖の巨人を入手できず、ストーリーは大きく変わっていたでしょう。
同様に、ダイナとの出会い、ファルコの存在など、すべての出来事が複雑に絡み合わないと、「進撃の巨人」のあの壮大なストーリーは繋がらなかったのです。
ただし、これらの偶然の重なりだと思えた出来事の一つ一つは、ストーリーが進むうちに、実は始祖の巨人の力をもつエレンによって操作されたことが判明。

ここがこの作品の凄さ!!
これらの一連の物語に無数に散りばめられた沢山の伏線が回収されていく様も、進撃の巨人の魅力の一つ!!ゾッとしながら読み進む楽しさでもあります!
「進撃の巨人」死亡キャラまとめ
いかがでしたでしょうか。
進撃の巨人って本当に伏線が多くて、名作過ぎるんですよね。
最後のエンディングでも、あれ?まだ続く?と思われるような箇所があったり、、まだまだ知りたくなる部分も沢山!!
完結しても尚、読み直したい作品の一つです。
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