「ワールドトリガー」主人公は誰?キャラの考察!

作り込まれた世界観や巧みな集団戦描写などで、コアなファンを多く掴む「ワールドトリガー」

読んだことのない人の中には「設定が複雑で難しそう」「登場人物が多くてややこしい」と、ハードルが高く感じる方も多いのではないでしょうか。

確かに細かな設定は多いですが、むしろそこに本作の魅力が詰まっていると言えます。

新たな情報が出るたび、ファンを唸らせ惹きつける「ワールドトリガー」。

今回は、その主人公達キャラクターについて考察・解説していきます。

「ワールドトリガー」の主人公は誰?

作者・葦原先生は主人公を4人としています。1人ずつ見ていきましょう。

・三雲 修

メガネがトレードマークの中学3年生。一見地味な印象を受けますが、彼が周囲に与えた影響は中々のものです。

「持たざる者」と言われるだけあって戦闘能力は低く、トリオン量はギリギリのレベル。

…というか、本来なら隊員になれるレベルではありません。そんな修がどうやって入隊したのかは、ぜひ本編をご覧ください。

トリオンとは、「心臓の横にある見えない器官」から生まれる生体エネルギーのこと。このエネルギーが武器「トリガー」の動力源であるため、トリオン量が低い修はかなり不利な立場にあります。

・空閑 遊真

修のクラスに転校してきた近界民。相棒のレプリカと旅をしていましたが、ある目的のため、こっちの世界にやってきます。

15歳というには幼い容姿ですが、幼少期から培った戦闘力はA級隊員からスカウトされるレベル

黒トリガー持ちでもあり、本人曰く「レプリカのサポートと合わせれば誰にも負けない」ようです。

黒トリガー(ブラックトリガー)とは、製作者が自身の命とトリオンを注ぎ込んで作る特別なトリガーのことです。製作者は死んでしまいますが、その威力はとてつもなく、黒トリガー1つで戦況がひっくり返ることもあるほど。

遊真の黒トリガーは父・有吾が息子を生かすために作ったものです。

・雨取 千佳

「トリオンモンスター」と称されるほどのトリオンの持ち主。

その量は計測したレプリカも「これほどのトリオン器官はあまり記憶にない」と言うほどで、それ故に小さい頃から近界民に狙われていました。

近界民に攫われた友達を助けるためボーダーに入隊。B級に上がってから修・遊真・千佳の3人で部隊を組むこととなります。

・迅 悠一

旧ボーダーの頃から入隊している古株

頻繁にぼんち揚げを食べており、「ぼんち揚げ食う?」と勧めてきます。

趣味が暗躍なだけあって他3人に比べると出番は少なく、上層部との絡みが多いですね。元々は黒トリガー持ちのS級隊員でしたが、遊真をボーダーに入隊させるため黒トリガー「風刃」を手放しました。(アフトクラトルやガロプラ侵攻時は使用しています。所有権を手放した感じでしょうか。)

迅さんが使っていた風刃は、師匠・最上宗一が製作したもの。詳細は明かされていないため、どのような状況だったかは未だ不明です。

「ワールドトリガー」の主人公は弱いの?

戦闘力を見るなら遊真と迅さんは作中で上位ですが、修と千佳は弱い部類に入るでしょう。

千佳には膨大なトリオンがありますが、修はそれすら持っていません。

ですが、修は自身の弱さを理解し、「いかに遊真やヒュースに有利な状況に持っていくか」を考えて盤上を整えます

自分が弱いことを自覚しているからこそのやり方です。これもまた強さと言えるのではないでしょうか?

また、基本的にどのボーダー隊員も常に努力して強くなっています。これは木虎がわかりやすく、彼女もトリオンは少なめですが、自分なりのやり方で強くなっていますよね。

そう考えれば、本作には「弱いキャラ」というのは存在しないのかもしれません。

「ワールドトリガー」の主人公は覚醒して強くなるの?

残念ながら、主人公が覚醒して強敵を倒す…というような展開はこの世界では中々起こりません。

これは主人公たちに限らず、どのキャラにも当てはまるのではないでしょうか。

強いて言えば、round8で千佳が人を撃てるようになったことがそうだと言えなくもないですね。

ただこれも作中で「撃てないのではなく撃ちたくないだけ」と言及されていたので、覚醒と言えるかは微妙なところです。

もちろん、圧倒的な力を得て強敵を倒す展開もカタルシスがあって良いものです。

ただ、ワールドトリガーは「強敵に集団でどう闘うか」という部分に面白さが詰まっているのではないでしょうか。

集団だからこそ多彩な戦闘が生まれると筆者は考えます。そういう作品だからこそ、持たざる者である修が主人公の1人として受け入れられているのではないでしょうか。

「ワールドトリガー」の主人公は誰が最強?

トリオン量だけで見れば千佳一択ですが、いかんせん彼女は戦闘力が低め。

B級上位陣には対処されてしまうので、最強キャラとは言えません。

なにより彼女は人を撃てないという致命的な弱点を抱えています。

これはやはり、遊真か迅さんの二択でしょう。

この2人が黒トリガーを使えば、ほぼ敵なしだと思われます!

ただ、遊真の黒トリガーはレプリカのサポートがあってこそ真価を発揮するもの。彼はレプリカが居なくなって以降1度も黒トリガーを使ってないので、そこは未知数です。

個人的には、作中最強キャラならヴィザ翁を推したいところ。

「ワールドトリガー」の主人公についての纏め

いかがでしたか?

少年漫画らしからぬシビアな部分もありますが、それも本作の魅力の1つだと思います!

「個」では敵わない敵に「集団」で勝つ

これはまさしく「少年漫画らしい」熱く燃える展開ではないでしょうか。

皆さんもぜひ本作を読んで、その世界観にはまっていただきたいです!

 

 

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