2024年3月に、天国へと旅立っていった鳥山明先生が手掛けた国民的アニメと言える「ドラゴンボール」。
連載が終わり、テレビアニメが終わっても新たに映画が作られたり、新作アニメが作られたりしています。
国内外で普遍の人気を誇る「ドラゴンボール」の面白いところを8つ紹介していきます。
※あくまで個人的感想です。
「ドラゴンボール」が面白いところ①修行して強くなる王道なシーン
1つ目はやっぱり、主人公が修行して強くなっていく王道ストーリーが面白いと思います!
主人公が敵に打ち負かされた後、強くなるために鍛えて、リベンジして勝つのはまさに王道。
主人公の孫悟空は子供の頃から強かったのですが、暗殺者として立ち塞がった桃白白(タオパイパイ)に初めて敗北します。
リベンジするためにカリン様の元で修行を行い、強くなって桃白白との2度目の戦いで勝利します。
これを皮切りに、悟空は強敵に負けてしまっても、また強くなるために修行しリベンジをするように成長していきます。
ドラゴンボール無印から続編のサイヤ人編、フリーザ編、人造人間・セルゲーム編、魔人ブウ編と、ストーリーが進むにつれて、敵もどんどん強くなってきますので、戦闘力のインフレが大変激しくなっていくところも面白いですよね!
次々と強敵が現れるので、悟空は戦闘が終わっても、いつでも修行に励んでいて素晴らしいです。
悟空に負けじと、悟空の周りのキャラクター達も修行を行い、どんどん強くなっていくのも、見ていて嬉しくなります。
クリリンなんて人間なのに(悟空やベジータはサイヤ人)、空を飛べるし、めちゃくちゃ凄いですよね!
サイヤ人編では、悟空が界王様の元で修行をし界王拳や元気玉を会得しました。
また、人造人間編では、ベジータが修行の末に超サイヤ人に目覚めました。
次は誰がどんな風に強くなるのか?とワクワクしてしまいますね。
「ドラゴンボール」が面白いところ②ドラゴンボールの存在
2つ目はドラゴンボールの存在自体が面白いですよね。
「ドラゴンボール」というタイトルだけあって、もちろんドラゴンボールの存在は必要不可欠です。
ドラゴンボールは、7つ集めて特定の呪文を唱えると、神龍(シェンロン)と呼ばれるドラゴンが出現し、願いを1つ叶えてくれます。
ドラゴンボール無印の頃は、ドラゴンボールを探す冒険がストーリーの主体となっていました。
だんだんと、バトルが主体になっていくのですが、誰か仲間が死んだ時に役立つのが、やっぱりドラゴンボール!なわけです。
ドラゴンボールで叶う願いは、1度だけという制約があるものの、命を落とした者を復活させることが可能なのです!
死者が多数出るサイヤ人編やそれ以降のバトルでは、仲間を復活させる為に、ドラゴンボールが重宝されました。
が、だんだんと、神龍でも叶えられない事態が多々起こっていきます。
それ故に、ドラゴンボールの存在が次第に薄まってはいきますが、続編の「ドラゴンボール超」では、「超ドラゴンボール」と言う存在が出てきたことで、再びドラゴンボールに脚光が当たりました!
やはり、ドラゴンボールの存在はストーリーの要!大切にしていきたいですね。
「ドラゴンボール」が面白いところ③壮大な伏線
ドラゴンボールが面白い点の3つ目は、壮大な伏線があるところです。
「ドラゴンボール」に限らず、伏線は様々な漫画作品で存在しますし、伏線が回収されると読者も気持ちがいいですよね。
悟空は生まれた時から尻尾があり、満月を見ると、巨大化し理性が効かない大猿へと変貌します。
明らかに普通の人間じゃないことは分かりますが、ドラゴンボール無印の頃には、詳細は明らかになりませんでした。
しかし続編のサイヤ人編で、悟空は戦闘民族の「サイヤ人」という宇宙人であることが判明し、尻尾はその証とされました。
ここで、悟空は人間ではなかったという伏線が回収されたのです。
他にも、神様が明らかに宇宙人らしき外見でしたが、実は、ナメック星出身のナメック星人であるという事実も、後々に伏線回収されました。
読者としては最初から、悟空の尻尾の存在や、神様の外見が明らかに宇宙人であること等は疑問に感じていたと思うので、伏線回収されてスッキリしましたよね!
「ドラゴンボール」が面白いところ④魅力的な敵キャラ
ドラゴンボールが面白い点の4つ目は、魅力的な敵キャラが沢山いることです。
「ドラゴンボール」は、主人公である悟空はもちろん、ベジータ、ピッコロ、クリリン、亀仙人等等と数えきれないほど魅力的なキャラクターが沢山いますが、敵キャラにも魅力的な存在が沢山です。
その最たる例は、フリーザ編で出て来た悪の帝王フリーザです!
フリーザは、初戦闘の時に「私の戦闘力は53万です」という名言を叩き出しており、4つもの変身形態を駆使し、ベジータや読者を恐怖のどん底に叩き落としました。
そのフリーザも、フリーザ編以降は戦闘力のインフレによって弱体化し、噛ませ犬のような扱いになります。
しかし、続編の「ドラゴンボール超」ではドラゴンボールで復活し、修行の末にゴールデンフリーザに変身できるようになり、一気に返り咲きます。
その後も、ブラックフリーザという新形態になり、なんと悟空達よりも強くなりました!
フリーザは強さだけじゃなく、部下に支給品をあげたり、ミスしても挽回のチャンスを与えたり等、理想的な上司という一面も評価されており、人気を博しています。
フリーザ様のLINEスタンプを思わず購入してしまったのは、私だけではないはず!!
フリーザ様のセリフをついつい真似してしまうのは、私だけではないはず!!
アニメ版の声も非常に合っていて、あの丁寧な言葉使いは耳に残りますよね。
一度インフレのせいで嚙ませ犬に成り下がりましたが、すぐさまインフレに追いつき追い抜くところも、目が離せない存在です。
また、アニメ「ドラゴンボール超」の力の大会編で、悟空と協力して第七宇宙を勝利に導いたのは、読者としては最高に面白かったですね。
「ドラゴンボール」が面白いところ⑤一部のキャラが悪人から善人になる
ドラゴンボールが面白い点の5つ目は、一部のキャラが悪人から善人になるところです。
最たる例は、ピッコロとベジータではないかと思います。
ピッコロは、悟空が子供の頃に倒したピッコロ大魔王の子供であり、天下一武道会で悟空と一戦交えて敗北してからは、悟空を目の敵にしていました。
しかしサイヤ人編では、サイヤ人のラディッツの襲来をきっかけに、悟空と手を組みましたが、悟空がラディッツと相討ちに。
その後、ピッコロは悟空の息子である悟飯を修行で鍛えます。
そこからピッコロの悪の心は消えていき、今では悟空一派の頼れる味方の一人となったのです。
悟飯もピッコロにはかなり慕ってしますよね。
ベジータも、サイヤ人編とフリーザ編では悪人然としていましたが、人造人間編でブルマと結婚してからは、心境に少しずつ変化が出てきました。
魔人ブウ編では、ブルマや息子のトランクスとの穏やかな生活も悪くないように感じていた様子。
ピッコロとベジータの2人が悟空の仲間になったことは、とても頼もしいし本当によかったですよね。
急激に善人になったのではなく、少しずつ時間をかけて、悪の心が溶けていくように、悟空達との距離が近づき仲間になっていったという細かな心理描写がとても理解しやすくて、丁寧に描かれていると思いました!
「ドラゴンボール」が面白いところ⑥様々な宇宙が存在している
ドラゴンボールが面白い点の6つ目は、様々な宇宙が存在している壮大さです!
「ドラゴンボール超」で、宇宙は第1宇宙から第12宇宙が存在していることが明らかになりました。
悟空達がいるところは第7宇宙であり、それを除いても11つの宇宙が存在しているのです。
なんて壮大で夢がある話!!
それぞれの宇宙は特徴がまるで違っていて、科学がとても進んでいたり、アイドル活動があったり、正義の軍団が市民の平和を守ったりしています。
第7宇宙の対に当たる第6宇宙では、サイヤ人は滅んでおらず、宇宙を守る警備隊の役目をしており、フリーザに似た存在であるフロストと言う人物も出てきます。
第6宇宙きっての殺し屋で時飛ばしを操るヒット、第11宇宙の正義の軍団プライド・トルーパーズの最強の男ジレンといった実力者も出てきます。
世界の広さ、いや宇宙の広さを認識し、ますます物語が幅広くなっていきます。
第6宇宙と第7宇宙の親善試合が行われたり、多くの宇宙の戦士達が一斉に戦う力の大会が開かれたりと、バトルの規模が広がっていくのです。
これまで地球で戦っていたのが、若干アホらしく感じるほどの規模感です。
「ドラゴンボール超」の物語が終わることなく、まだまだ続くことが予想され、楽しみですね!
「ドラゴンボール」が面白いところ⑦劇場版にも魅力的な敵キャラがいる
ドラゴンボールが面白い点の7つ目は、劇場版にも魅力的な敵キャラがいることです。
ドラゴンボールは、アニメ劇場版を15作品以上作っており、どの作品にも魅力溢れる敵キャラが存在します。
その際たる存在と言えるのは、クウラとブロリーではないでしょうか。
クウラはフリーザの兄であり、クウラ機甲戦隊というエリート戦士の部隊を率いていて、フリーザよりも多く変身できる能力を持っています。
悟空に敗けた後の続編の映画では、メタルクウラになって襲い掛かってきました。
ブロリーは、赤ん坊ながら余りに戦闘力が高すぎることで、星を追放されたサイヤ人です。
ブロリーは伝説の超サイヤ人と呼ばれ、圧倒的な戦闘力を持っており、あの強気なベジータでさえも勝てないと言わしめるほどの実力者。
クウラは2回、ブロリーは「ドラゴンボール超ブロリー」でリメイクされた作品も含めて5回も映画に出てきます。
基本的に、映画に登場した敵は1度限りのケースがほとんどですが、2度も3度も出演すると言うことは人気が高い証拠だといえます。
映画だけではなく、ゲーム版ドラゴンボールでも重宝されているキャラなので、本当に人気があるのだと思います。
「ドラゴンボール」が面白いところ⑧融合戦士の存在
ドラゴンボールが面白い点の8つ目は、融合戦士の存在です。
ドラゴンボールでは、「フュージョン」という特定のポーズで二人が融合する技と、「タラ」というアクセサリーを身に着けて二人が合体する道具が存在します。
それ相応の実力者が合体すると、強さは何倍にも跳ね上がります。
「フュージョン」も「タラ」も、魔人ブウ編でお披露目されました。
「フュージョン」は、悟空の息子である悟天と、ベジータの息子であるトランクスが融合し、「ゴテンクス」となって、魔人ブウ戦で高い戦闘力を発揮しました。
「ポタラ」は、悟空とベジータが合体し「ベジット」となり、魔人ブウ相手に無傷で圧倒しました。
ポタラはドラゴンボール超でも登場し、合体ザマスとの戦いの際に使用し、超サイヤ人ブルーとなったベジットが合体ザマスを圧倒しました。
フュージョンに関しては、劇場版でも悟空とベジータが使って融合しており、ジャネンバやブロリー相手に圧倒しました。
サイヤ人編以降は敵も大変お強いので、敵を圧倒できるシーンは少なくなるため、フュージョンやポタラによって融合して戦闘力が相当上げての爽快バトルはスカッとしますね。
「ドラゴンボール」面白いところ8選!まとめ
長編の「ドラゴンボール」ですが、悟空の明るいキャラと、周りのキャラも一人一人がとても良いので、本当に見ていて飽きないですよね。
まさに、時代を超えた、国境を越えた、スーパー作品だと言っても過言ではありません。
なんとサウジアラビアで、世界初となるドラゴンボールのテーマパークの建設が決定され、世界で愛される作品であることは間違いありません。
今の時点ではまだ開園日は発表されていませんが、是非行ってみたいですね!
コメント